座ると、こころとからだが調和する椅子
Oval chair harmony®(オーバル・チェア・ハーモニー)
特徴は、シンプルで機能的なデザインと無垢の杉のぬくもり。この椅子は本来わたしたちの心身に備わっている「自ら調える力」に、そっと働きかけてくれます。座ればきっと、今まで感じたことのない「深い呼吸と安定感」に満たされることでしょう。
Oval chair harmony®️は、新月伐採、葉枯らし、自然乾燥という古来の方法を用いた「新月の杉®️」だけを使っています。
座った時、自然と椅子の真ん中に腰が落ち着き、仙骨が調ってからだにとって自然なよい姿勢になります。楕円のカーブにより、体がやわらかく開いて頭は天の方へ、腰から下は大地の方へ深くつながる感覚が生まれます。
杉の軽くてやわらかく、温もりのあるこの椅子に座ると、こころとからだが調和して「ほっとする」のです。
また、釘などは一切使わず、伝統の木組み:ホゾ組等を用いた手仕事で丁寧に組み立てています。
仙骨がまっすぐに立つ
Oval chair harmony® には、大きく3つのポイントがあります。
「仙骨がまっすぐに立つ」
「伝統的な林業から生まれた杉を使う」
「日本の伝統技術と手仕事で作られる」
です。
一つずつご説明します。
この椅子に座ると、自然と仙骨がまっすぐに立ちます。
その理由は楕円の曲率を持つ座面に導かれて、仙骨と会陰(えいん)が一点に落ち着き、それによって上半身がまっすぐに立ち、上へ伸びるからです。また、椅子の後ろについているバー(渡し木)が「仙骨ガイド」として働くので、そこに腰骨(仙骨)をすっと触れるように座ることで、体幹が安定します。この仙骨ガイドは「背もたれ」ではなく、よりかかることはできません。ここに腰骨をそっと当てることで、さきほど述べたように姿勢が自然に調うのです。
この椅子に座っていると、身体のかなめである仙骨に「天の氣」「地の氣」「人の氣」が集まるようになります。これにより精神的な調和がもたらされます。
そして、こころとからだが落ち着くのです。
伝統的な林業から生まれた杉を使う
二つ目のポイントですが、Oval chair harmony® は日本古来の林業による杉材で作られています。
伝統的な林業から生まれた杉は、紀伊半島の森で暮らす木こりが伐り出したものです。それは満月の後、新月に近づく時期に伐採され、その後一年かけて自然乾燥された杉です。そういう杉でできた椅子は木のぬくもりを感じさせ、歳月が経っても変形することがほとんどなく、長い間使い続けられます。
日本の林業に伝わるこれらの技術に関する知的財産権を取得しました。
日本古来のままに”森と対話しながらの「新月伐採」”、その後に山の中で「葉枯らし」をして、「郷(さと)での自然乾燥」というプロセスを経て完成した杉材を、「新月の杉®️」と名付けたのです。
森で暮らす木こり
木々の声を聴きながら
一本一本
ていねいに伐り出します
新月伐採……葉枯らし……
そして山から郷へ
休息という自然乾燥の一年は
日本の四季と奏でるharmony!
「新月の杉®️」
ていねいな手仕事で生まれかわり
刻を超え……あなたのもとへ……
光翁
ちなみに、杉の学術名はラテン語で Cryptomeria Japonica(クリプトメリア・ジャポニカ:日本の隠された部分)です。伝統的な林業から生まれた杉材は、この名前に表されている通りまさに「日本の隠れた財産」であり、この杉を使うことによって座る人にも自然と心地よさが生まれます。
日本の伝統技術と手仕事で作られる
三つ目のポイントは、この椅子が手仕事で作られているということです。
Oval chair harmony® を作るために日本に伝統的に伝わる木工の技術を使い、職人が手仕事で組み立てることを選びました。機械による大量生産を選びませんでした。
木材は、伝統的な木組み:ほぞ組み等を用いた手仕事で丁寧に組み立てます。また「面落ち」という技術もデザインに使いました。
木組みを用いることで、例えば、椅子が破損した時にも、その部品をはずし新しい部品に交換することができるので、大袈裟に言えばこの椅子は”一生の伴侶”といえるのです。
補修・修繕をしながら長く使えることは、今で言うSDGsや持続可能性(サステナビリティ)にも通じます。もともと日本の伝統的な技術には、長く大切にものを使うという思想が息づいているのです。
この椅子には鉄釘などの金属は一切使われていません。
杉でできた椅子は日本の風土によくなじみ、長持ちするだけでなく、座る人にとって最高にここちの良いものになります。
何もしないで姿勢が調う
この椅子は心身を調えますし、使っているうちに姿勢がよくなります。しかし、この椅子を無理に使って姿勢をよくする、つまり姿勢を「矯正する」という使い方をおすすめしていません。むしろ、その反対で、何もしないこと、努力しないこと、中庸(ちゅうよう)であることをおすすめしています。日常の中に椅子を置いていただき、なにげなく使ったり、ともにあったりすることでおのずと心や体が調っていくのが一番よいと考えています。
幼い子や子どもたちは「姿勢をよくしよう」「健康になろう」と思ってこの椅子に座るわけではないでしょう。けれど、まだ言葉を話し始めていない幼児でさえ、この椅子に座って遊んだり食事をしたりするうちに自然と腰骨が立ち、背中がまっすぐ上に伸びる座り方になっていきます。それにより、立ち方も変わってきます。大人も子どもも、そういう風に椅子と触れ合うのがよいと思います。
* Oval chair harmony®️は知的財産権によって保護されています。
・特許:第7,191,426号、第7,389,515号 他
・商標:第6,759,893号、第6,783,654号 他
・意匠(デザイン)
日本:第1,735,754号、第1,742,518号 他
欧州:No.009150907-0001、No.015008084-0001 他
* こちらもあわせてお読みいただけると幸いです。
希少な「新月の杉®️」を育てている木こりの三浦さんとの対談記事です。
参考記事:子どもたちがほっとする椅子をつくる──日本の伝統的な林業の「杉」を使って(木村光一さん、三浦妃己郎さん)| エシカルSTORY